ライドシェアドライバーの給料はどれくらい?手当、条件等も徹底解説

公開日:2024/05/30
ライドシェアドライバーの給料はどれくらい?手当、条件等も徹底解説

 

ドライバー不足が深刻化するなか、政府が対策として2024年4月よりライドシェア制度を解禁しました。ライドシェア制度は、普通自動車免許を1年以上取得して自家用車を所有していれば始められるため、副業としても注目を集めています。

しかし、実際の時給や働くうえでの条件など詳しい部分はわからないという方も多いでしょう。そこで今回は、ライドシェアドライバーの給料や働く条件を詳しく解説していきます。

ライドシェアドライバーとは?

はじめにライドシェアドライバーとは、どのような職業なのでしょうか。ここでは、ライドシェア制度の仕組みと働ける条件について解説しています。

2024年4月から開始された日本型ライドシェア

ライドシェアドライバーとは、一般のドライバーが自家用車で他人を送迎する運転手のことです。2024年4月から政府がドライバー不足解消を目的として導入した「日本型ライドシェア」を受けてタクシー事業者は続々とライドシェアドライバーを募集しています。

日本型ライドシェアとは、タクシードライバーの高齢化や移動手段の利便性を目的として時間や地域は限られているものの、自家用車で一般ドライバーが有料で他人を送迎してもよいというシステムです。

これまで、日本では自家用車で乗客を運ぶことは違法とされ、タクシー業者のみに与えられた特権でしたが、今回のライドシェア制度の導入でライドシェアドライバーが注目されています。

普通免許取得から1年以上経過していれば働ける

ライドシェアドライバーは、タクシードライバーのように二種免許は必要なく、普通免許取得から1年以上経過していれば応募可能です。

ただ、事業者によっては免許取得後3年以上を条件としていたり、2年以内は無事故・無違反であることを条件にしていたりする場合もあります

また、過去に免許停止処分の行政処分を受けていないことなども条件として求められる場合があります。日本型ライドシェアでは、業務委託は認められておらずタクシー会社の管理のもと働くのが一般的です。

>ライドシェアドライバーの給料や条件

ライドシェアドライバーをはじめるにあたって、1番気になるのは給料です。ここでは、ライドシェアドライバーの時給や年間でそれくらい稼げるのかや働くうえでの手当・条件を解説していきましょう。

相場時給は1,400円前後+手当+歩合

ライドシェアドライバーの相場時給は、1,400円前後に手当や歩合がプラスされた金額です。ここでいう手当とは、ナビやアプリで使用する通信費のことで1時間あたり約400円が相場です。

残りの歩合というのは、タクシー会社によってさまざまな条件があるものの、一例としては1時間あたりの売上が3,000円を超えると超えた分の60%が歩合として支給されます。

たとえば、1時間あたりの売上が4,000円だとすると600円が歩合としてドライバーの取り分という計算です。

これらを、合算すると1,400円(時給)+400円(手当)+600円(歩合)となり、時給は2,400円前後が相場だといえるでしょう。ただし、いくら稼げるかどうかは歩合によって大きく変動するということを念頭に置く必要があります。

週に2日、1日4時間働いた場合の収入は​​月収44,800円+歩合

ライドシェアドライバーを検討している人のほとんどは、本業ではなく副業で検討している人が多いでしょう。そこで、週に2日、1日4時間働いた場合の収入をシミュレーションしてみます。

なお、今回は手当や歩合を除いた最低収入で計算しています。

勤務時間:週2日(1日4時間)
1日の収入:5,600円+歩合
週の収入:11,200円+歩合
月の収入:44,800+歩合
年間の収入:537,600円+歩合

上記の計算に、歩合の平均が仮に1日600円ついたとすると月に4,800円、年間で57,600円がインセンティブとしてプラスされ、年間の収入は595,200円です。

>ライドシェアドライバーのメリット

ライドシェアドライバーとして働くことで、以下のようなメリットがあります。

スキマ時間で効率的に稼げる

ライドシェアドライバーは、タクシードライバーのように1日勤務ではないため、スキマ時間に効率よく稼げます。乗客が多い時間帯の夕方や、終電後の帰宅時間帯など稼げる時間帯を選択すれば短時間で割のいいアルバイトとして人気です。

また、乗客の多い時間帯は一般的な会社員の就業時間とズレているので、副業としてもおすすめだといえるでしょう。

初期費用をかけずに始めやすい

ライドシェアドライバーは、普通自動車免許を1年以上取得していることが条件なので、新たに資格を取得する必要はありません。そのため、初期費用をかけずに気軽に始めやすい副業だといえるでしょう。

ただ、冒頭でも解説したようにタクシー事業者によっては普通免許を取得後1年以上経過しているほかに、事故歴や違反がないことを条件にしていることもあります。また、雇用前にタクシー会社で事前講習があるので注意が必要です

乗り慣れた自家用車で働ける

ライドシェアの特徴としては、自家用車を使っているという点です。タクシーやバスのような特殊な仕様の車両とは異なり、乗り慣れた自家用車で働けるというのはドライバーにとって大きなメリットだといえるでしょう。

実際に、米国のライドシェアドライバーは、働くうえでの満足理由として「自分の車を使える(運転が楽だから)」という意見が挙げられています。

道に詳しくなれる

ライドシェアドライバーとして働くうえで大切なのは、いかに早く乗客を目的地まで送り届けるかです。そのためには、効率のいい経路や渋滞する時間帯などを把握する必要があります。

ライドシェアドライバーとして働くうちに、道や道路状況に詳しくなれるので、新たなスキルとしても役立つでしょう。

>ライドシェアドライバーのデメリット

ライドシェアドライバーをはじめるうえで、以下のようなデメリットも知っておきましょう。

海外に比べて収入は低い

日本のライドシェアドライバーの平均時給は、1,400円前後です。2024年5月時点での東京都のアルバイト・パートの募集求人の平均時給は1,430円なので、特別高い副業というわけではありません。

また、​​米国におけるUberのライドシェアドライバーの平均収入は、時給16.54ドル(約2,150円)です。海外と比較すると、物価の違いもありますが日本のライドシェアドライバーは時給はさほど高くないことが伺えます

働く地域や時間帯に制限がある

日本のライドシェア制度は、東京都内では23区・武蔵野市・三鷹市で平日の通勤時間帯(午前7〜10時台)や金曜・土曜の夕方(午後4〜7時台)、土曜日の深夜から未明(午前0〜4時台)、日曜日の日中(午前10時〜午後1時台)と、稼働できる時間が限られています。

また、現在ライドシェアの導がされている地域は、東京都(23区、武蔵野市、三鷹市)、神奈川県(横浜市、川崎市など4市)、愛知県(名古屋市など12市3郡)、京都府(京都市など8市4郡)に限定されています。

そのため、地方や需要が少ない地域では、そもそも募集を行っていないので働けないというのがデメリットです。

本業を含めて週40時間以上は働けない

副業でライドシェアドライバーをする場合は、本業を含めて周40時間いないに納めなければなりません。そのため、本業で長時間働いている人はライドシェアドライバーとして、稼働できない可能性があります。

副業で始めようか検討している人は、自分が本業でどのくらい働いているのか改めて把握しておくことをおすすめします。

まとめ

今回は、ライドシェアドライバーの気になる給料や、働く条件や手当などについて解説してきました。ライドシェアドライバーの平均時給は、1,400円前後に売上が多ければ歩合という形で支給されます。

特別な資格を必要とすることなく、自家用車で始められるライドシェアは、会社員の副業として注目されている職種です。この記事で解説した、メリットデメリットを参考にライドシェアドライバーをはじめるか検討してみましょう。

         

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