普段、タクシーは当たり前のように目にするもので、利用したことがある方も多いと思います。しかし、実際のタクシー運転手の仕事はどのようなものかわからない方もいることでしょう。
タクシー運転手の仕事は、実際にはどのようなメリットや特徴があるのでしょうか。ここでは、タクシー運転手へ転職してよかった点について紹介していきます。
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精神的な面での圧力が少ない
まずは、タクシー運転手の精神面でのメリットについて紹介していきます。ここでは、大きく2つにわけて紹介します。
仕事の過度なプレッシャーが少ないこと
まず一つめは、仕事でのプレッシャーがあまりないことです。タクシー運転手は、歩合制での給与となっているため、売上が高ければ自身の給与がアップします。
最低限の売上を達成していれば、会社から問い詰められることもありません。団体の仕事ではなく、個人プレーの仕事となるため、一般的なサラリーマンのようなチームをまとめて進捗状況を報告するなどもなく、昇進のための資格取得勉強なども不要です。
そのため、営業ノルマや団体プレーでの役割、自身のスキルアップなどがプレッシャーに感じてしまう方にはとくに、タクシー運転手の仕事は心の負担が軽くなることでしょう。
人間関係の付き合いがあまりない
2つめは、人間関係の付き合いが少ないことです。タクシー運転手は、先ほどもお伝えしたように個人プレーとなり、勤務時間の多くを一人で過ごしています。
会社にいる時間はほとんどなく、出庫する前後の1時間から2時間程度となります。もちろんたまに上司や同じドライバーと世間話をすることもありますが、深い話はとくになく、飲み会なども頻繁に行われることはあまりないです。
最低限のマナーとして挨拶などをしっかりと行っていれば、陰口などもなく、深すぎない付き合いで済むでしょう。そのため、一般的な会社員に比べると人間関係で悩むことは少なくなることでしょう。
人付き合いが苦手な方や、現在の職場の人間関係に悩んでいる方は、タクシー運転手へ転職することでそのような悩みは改善される可能性が高いです。
人や話などの出会いが豊富
タクシー運転手は、さまざまな人を送り届けるため、関わる人の数は自然と多くなります。1日でも平均、30人から40人ほど乗せることが多いため、さまざまな人生の話を聞くことができるでしょう。
話の引き出し方次第では指名などをもらえる機会も増え、収入アップにも繋がります。また話の内容次第では、自身の人生観を覆すような知識や経験談を聞くこともあるでしょう。
ほかにも有名人を乗せることもあります。そのため、普段からさまざまなジャンルにアンテナを張っておくことで、有名人に気づきやすくなることでしょう。
さまざまな情報に詳しくなる
次に、タクシー運転手の情報面でのメリットについて紹介します。ここでは、大きく2つにわけてお伝えしていきます。
地理や土地をよく知ることができる
まず1つめは、地理や土地に詳しくなることができることです。タクシー運転手はさまざまな人を乗せるため、目的地も人それぞれです。
いろいろな土地へ、さまざまなルートで向かうことになるため、多くの土地の情報を知ることができます。その結果、どこに何があるのかも自然と知ることができます。
また中には、お客さん側でルートを指定してくることもあるため、今までは知らなかった裏道なども知ることができるでしょう。そのため、タクシー運転手は、地理や土地に詳しくなることができます。
おいしいお店の情報なども入手できる
2つめは、おいしいお店などの情報もゲットできることです。タクシー運転手は、昼食や夜ご飯などは外食がほとんどになることでしょう。
送り届けた先の飲食店でご飯をする機会も多くなるため、自身でおいしいお店を発見することができます。また中にはお客さんとの会話の中で、名店などを知れることもあるかもしれません。
そのため、さまざまな土地のおいしいお店などの情報も入手できる機会が増えることでしょう。
働き方の自由度が高い
タクシー運転手は、働き方の自由度が高いです。ここでは大きく7つにわけて紹介します。
売上の分だけ給与に繋がる
1つめは、売上の分だけ給与に繋がることです。タクシー運転手は、歩合制がほとんどであるため、売上が直接給与に反映されます。
そのため、頑張りが直接反映されやすく、自身の希望の働き方に合わせてタクシー運転手の仕事を行うことができます。自分の気持ち次第で働き方を変えられるため、自由度が高いといえます。
自分のペースで働くことができる
2つめは、自分のペースで働くことができることです。タクシー運転手は、迎車以外の細かな指示はありません。
休憩においても隔日勤務であれば、3時間の休憩と決められており、時間さえ守っていれば、いつ休憩をとっても大丈夫です。決まった時間に一斉に休憩をとる必要がないため、自身の体力に合わせて休憩時間をとることができます。
また勤務中においても、お客さんを乗せていないときには1人で運転を行っているだけであるため、ラジオを聞きながら走行することも可能です。そのため、厳しい規則に縛られない職業であるといえます。
休日の予定が組みやすい
3つめは、休日の予定が組みやすいことです。タクシー運転手は、シフト制となっており、基本的には1か月前にシフトが組まれていくことが多いです。
シフトに関しても急な変更は滅多になく、出したシフトが通れば、休みも確定しやすいといえます。また一般的な会社員によくある休日出勤や、お客さん、上司の都合での予定変更などもないでしょう。
有給に関してもほかの従業員との兼ね合いなども気にすることがないため、気兼ねなく有給を出して利用することができます。そのため、プライベートな予定もしっかりと立てていくことができるでしょう。
サービス残業が存在しない
4つめは、サービス残業が存在しないことです。先ほどもお伝えしたようにタクシー運転手の給料は、多くが歩合制です。
そのため、売上によって給料の上下が決まり、サービス残業はありません。一般的な会社員であれば、月給や年棒制となっているため、売上による給与の上下はあまりないですが、残業した分がすべて給与に加わるわけではないため、サービス残業も発生してしまう可能性が高まります。
そのため、時間の拘束に伴った給与とはならず、明確な残業代も出ることは少ないでしょう。タクシー運転手であれば、そういった点がなく、売上がそのまま給与に反映されるため、サービス残業はないといえます。
休みが多い
6つめは、休みが多いことです。タクシー運転手は、1か月のうちの勤務日数はおおよそ11日から13日ほどが大半です。
隔日勤務である場合、労働日には2日間分、働くことになるためです。そのため、月に18日ほどは休日となるでしょう。
労働時間を分散させずに、短期間で労働を行い、休日を多くとりたい方にはとくにおすすめの職業であるといえます。
副業もできる
7つめは、タクシー運転手であれば、副業も可能となることです。先ほどもお伝えしたように月に18日ほど休みとなることで、副業として別の職業でも働くことができます。
自身の好きなことに時間を使うことももちろん出来ますが、より稼ぎたい人であれば、派遣やバイトなどを入れて働く方法もあるでしょう。
まとめ
今回は、タクシー運転手に転職することでどのようなメリットがあるのかについて紹介してきました。一般的な会社員が感じるストレスやプレッシャーなどが少なく、細かな規則などに縛られずに働くことができるため、自由に効率よく稼いでいきたい方にとってはとくに最適な職業であると考えられます。
これからタクシー運転手への天職を考えている方の参考になれば幸いです。